ワールドカップ1次リーグF組 日本vsオーストラリア

勝ち点3に手が届いていたはずが一転。日本にとって悪夢のような時間帯が訪れた。後半39分以降、あっという間に3点を奪われた。サッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会第4日の12日、1次リーグF組初戦の日本―オーストラリア戦があり、日本は1―3で敗れた。日本にとってW杯で1試合最多の失点となった。

「たら・れば」を含めて言いたいことは山ほどあるが、とりあえず2つだけ。1つ目は、やはり1点差ゲームを勝ちきるのは難しいなあということ。守るのか攻めるのかの判断がつきにくい時間帯にやられてしまった。2つ目は、やっぱりシュート打たないと勝てないということ。日本は組織的な守備と川口のファインセーブでラッキーな先取点を守っていたが、終始シュート数ではオーストラリアに圧倒されていた。ただ打てばいいというものでもないが、打たなければ入らないのは道理だ。
ということを踏まえて、クロアチア戦ではどうするか。
リザーブも含めて全員で勝つという意識に切り替えること
日本の2点目の失点は、暑さと疲労による集中力の欠如から生まれている。体力の消耗度が違うので単純に比較できないが、ラグビーでは後半にどんどん戦術的な入れ替えをすることが当たり前になっている。今大会のドイツは結構暑いようなので、後半の10分くらいに第1陣、20分くらいに第2陣、場合によっては最後の最後に切り札を投入というような感じでフレッシュな選手を入れるべきだろう。リザーブの選手たちだって十分優秀なんだから。
・シュートを打つこと
後半に福西が放ったようなミドルシュートをもっと沢山打たないと。駒野も自分の役割はクロスを上げること、というふうに限定しないで、切り込んでいってチャンスと見たら打ってほしい。

オーストラリアに負けてしまったので、ブラジルが全勝して残りの3チームが1勝2敗で並んで得失点差で勝負するしかなくなってしまった。そう考えると3点目を取られたのがいかにも痛い。日本はクロアチアに大差で勝って(勝てるか?)、クロアチアがオーストラリアに僅差で勝つことを願うしかない。非常に厳しいな。