名人戦問題:補足

「(1)→(2)→(3)の手順で交渉を進めることについて、可か否か議決する予定」とあるが、理事会は(1)の毎日との交渉に当たって、どういう条件や態度で臨むつもりなのかをまず全棋士に説明する必要がある。それなしにこの案の決を採るなんてことはあり得ない。

また、同連盟は25日、毎日新聞社に「契約変更協議の開始について」と題する文書を送った。本社が名人戦の第66期以降の協議開始を現在対局中の第64期七番勝負終了後にしたいとの意向を伝えたのに対し、「事業遂行や運営上の理由から、速やかに協議に入り、短期間(2カ月以内をめど)で納得のいく結論を得たい」と要求している。

なんだ「短期間(2カ月以内をめど)で納得のいく結論を得たい」っていうのは? そもそも、次期開催についての交渉を今年3月の一年前つまり去年の3月くらいに提案すべきなのに、それを期限ぎりぎりになって、いきなりしかも契約解消通知を送りつけたのは連盟の方だろう。それを今になって短期間で結論を出したいだと? 私は別に毎日の人間ではないが、この言いぐさには猛烈に腹が立つ。毎日に対してどれだけ失礼なことを言っているか分かっているのだろうか。