『問題な日本語』(北原保雄編)★★☆☆☆ 9/29読了

「私って…じゃないですか」「コーヒーのほうをお持ちしました」など、様々な「気になる日本語」について、「明鏡国語辞典」の編者が総力を挙げて正しい用法を解説。間違いの指摘だけでなく「誤用の論理」についても究明する。

ATOKのオマケに付いてきた本。取り立てて目新しい内容ではない。そんなことはいちいち言われなくても分かってるよ、という項目も多かった。欄外のコラムのところでは間違って覚えていた言葉もあったりして、一応参考にはなったけど。
(「雰囲気」を「ふいんき」と読んでしまう人が増えているという話にはちょっと驚いた。)
将棋も番数をそれなりにこなしてくると、いい手悪い手というのが直感でなんとなく分かってくる。言葉もそれと同じで、本をたくさん読んでいると、この言い方はなんか変だよなといった勘が働くようになってくる。だからことさら正しい日本語を学ぼうなどとせずに、どんどん本を読んだ方がいいんだよ(もちろんその内容にもよるけど)。
話の合間に入ってくるマンガは面白い。どちらかというと本編よりもこのマンガの方が面白いな。

問題な日本語―どこがおかしい?何がおかしい?
4469221686北原 保雄

大修館書店 2004-12
売り上げランキング : 1,846

おすすめ平均 star
star真面目な本でした。
star自分で使いながらわかっていなかった言葉の意味
star類似書はあるけど、最近の「問題な日本語」が入っているのが新しい

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