東京湾沖で訓練中の海上自衛隊イージス艦「いそがぜ」で、艦長が何者かに殺害された。宮津副艦長は、先任伍長の仙石に、犯人が如月一等海士であると告げ、乗務員を艦から退去させる。しかし宮津は、某国の対日工作員、ヨンファと共謀し、特殊兵器「グソー」の照準を東京首都圏に合わせていた。その頃陸では、防衛庁情報局の渥美たちが対策に乗り出す。なす術を失った政府は、米軍の新型爆弾を使い、「いそかぜ」を空から消滅することを検討しはじめる。
上映時間：127分
監督：阪本順治
原作：福井晴敏
脚本：長谷川康夫 、飯田健三郎
出演：真田広之 、寺尾聰 、佐藤浩市 、中井貴一 、勝地涼
本当は観るつもりはなかったのだが、ちょっと時間が出来たので観てみた。悪くはないのだが、２時間ドラマをちょっと豪華にした感じ、という域を出ない。原作を読んでいないので何とも言えないが、かなり長い話を２時間にまとめているので、ずいぶん端折られているというか舌足らずなところが多いようだ。また、全体にまんべんなくフォーカスしているので、バランスは取れているのだが、物語としての深みに欠けてしまっている（もちろん、日本映画にしては大予算映画だから万人に受けるようにバランスを取らないといけないというのは分かるけど）。
ただ、本物のイージス艦やF-2戦闘機は迫力があったね。
