文化祭を翌日に控えた、とある地方都市の高校。軽音楽部の女子3名、キーボードの恵(けい)、ベースの望、ドラムの響子は途方に暮れていた。文化祭ライヴに向けて練習を重ねてきたのに、ギターの萌が指を骨折。ブチ切れたボーカルの凛子と恵がバトルを演じ、バンドが空中分解してしまったのだ。3人が出演をあきらめようと思った矢先、部室のラジカセからブルーハーツの「リンダリンダ」が聞こえてくる。これやろうよッ!なぜか盛り上がってしまった女子たちは、成りゆきで韓国からの留学生・ソンをボーカルに誘い、猛練習を始めるが・・・。
上映時間:114分
監督:山下敦弘
脚本:向井康介 、宮下和雅子 、山下敦弘
出演:ペ・ドゥナ 、前田亜季 、香椎由宇 、関根史織 、三村恭代
観ている方が恥ずかしくなるような青春映画である(もちろん悪い意味ではない)。「女子高生」「文化祭」「ブルーハーツ」という三題噺のようなストーリーに変化を与えているのは韓国からの留学生ソンを演じたペ・ドゥナだ。ボーカル役にペ・ドゥナを起用したことが、この映画の成功の一因であることは間違いない。とか言いつつも私は『ほえる犬は噛まない』も『TUBE』も観ておらず、ペ・ドゥナを見るのは初めてである。でも彼女良かったなあ。ペ・ドゥナのブルーハーツは鳥肌が立って、ちょっと泣けた。
家に帰ってiTMS-Jでブルーハーツを検索したのだがヒットしない。こういうときにサクッと買えてこその楽曲ダウンロードサービスなのになあ。まだまだだな。