ヨーロッパ企画第36回公演「出てこようとしてるトロンプルイユ」@kAAT 大ステージ

画家とかアートとかってちょっと凄いよな、って興味はずっとありまして、でも 下手に近づくと地獄の釜が開くぞ、っていう畏れもあったので、書店の「アート」の棚の前を行ったり来たりしながら様子を伺ってたんですが、そんな僕に気さくに話しかけてくれた背表紙に書いてあったのが「だまし絵」でした。嬉しく なって本を手に取って開いてみたら、絵があろうことか俺に向かって飛び出してきていたという。地獄の釜は結局開きました。今回はだまし絵をめぐるだまし絵コメディです。トロンプルイユってだまし絵のことです。 (上田誠)


【作・演出】上田誠
【音楽】滝本晃司


【出演】
石田剛太 酒井善史 角田貴志 諏訪雅 土佐和成 中川晴樹 永野宗典
西村直子 本多力/金丸慎太郎 川面千晶 木下出 菅原永二

割りと後ろの方の席だったんだけど、仕掛けが大掛かりだったので、その方がかえって良かった。ヨーロッパ企画らしい舞台だったが、例のくだりはさすがにクドくって、途中で飽きたな。永野宗典の出番が少なかったのもちょっと残念だった。