英子の森(松田青子)★★☆☆☆ 4/12読了

彼女たちを「違う世界」へ連れて行ってくれる魔法、それは――
『スタッキング可能』でわたしたちが〈洗脳〉されている「社会」の「不確定さ・不安定さ」と「個人」の「代替可能性」をシニカルに描いた松田青子が贈る、待望の第2作品集。

前作の『スタッキング可能』に比べると、ちょっと複雑になったというかシュールになったというか。単純な面白さで言えば、前作の方が上かな。ただ、面白いとか面白くないとかは度外視して、本作の方がレベルは一段上がっているような気がする。

英子の森

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