『冷血 上・下』(高村薫)

"合田雄一郎"シリーズ最新刊!
2002年クリスマス前夜。東京郊外で発生した「医師一家殺人事件」。衝動のままATMを破壊し、通りすがりのコンビニを襲い、目についた住宅に侵入、一家殺害という凶行におよんだ犯人たち。彼らはいったいどういう人間か?何のために一家を殺害したのか?ひとつの事件をめぐり、幾層にも重なっていく事実。都市の外れに広がる<荒野>を前に、合田刑事は立ちすくむ― 人間存在の根源を問う、高村文学の金字塔!
「この身もふたもない世界は、何ものかがあるという以上の理解を拒絶して、とにかく在る。俺たちはその一部だ」
犯行までの数日間を被害者の視点、犯人の視点から描く第一章『事件』、容疑者確保までの緊迫の2ヶ月間を捜査側から描く第二章『警察』を収録。

今朝、電車で新聞広告を見て、心の中で「おぉ!」と小さく唸ってしまった。
レディ・ジョーカー』から15年かあ。ずっと"合田雄一郎"シリーズの最新刊を待ってたよ。
今から読むのが楽しみだ。

冷血(上)

冷血(上)

冷血(下)

冷血(下)