高校ラグビー決勝

第91回全国高校ラグビー大会は7日、花園ラグビー場で決勝が行われ、東福岡(福岡)が東海大仰星(大阪第3)を36対24で破り、3連覇を達成した。東福岡は国内公式戦の無敗記録を80試合に伸ばし、FB藤田らは入学以来、無敗で高校ラグビー生活を終えることになった。
 東福岡は固い防御からチャンスをつくり、一気にトライを取り切る圧巻の攻撃力を見せた。前半5分にインターセプトからWTB中野が50メートル独走トライを奪うなど、22対5とリードして折り返すと、後半にはエース・藤田のトライなどでリードを広げた。
 東海大仰星は東福岡のプレッシャーに苦しみ、攻撃でミスが目立った。前半25分にエースWTB近藤がトライを奪い、後半終了間際にも反撃を見せたが、5年ぶりの優勝には届かなかった。

東海大仰星が善戦するも、地力で優る東福岡が優勝という、予想通りの展開だった。でも、ロスタイムのラスト5分間はなかなか良かったね。東福岡の勝ちは動かないけど、東福岡はボールをタッチに出さずに攻め続け、ターンオーバーした東海大仰星が逆襲して、ついにはトライを奪った。勝負を度外視したところで、両校がラグビーを楽しんでいるのがヒシヒシと伝わってきたからね。