マンナ(ディナー)

私の誕生日ディナーは、あの「ナディア」の原シェフが新しく出したお店「マンナ」で。確か「ナディア」の時は子供不可だったのだが、「マンナ」はOKなようだ。
江ノ電由比ヶ浜駅から歩いてちょっとのところにある洒落た一軒家。通りから入口までのアプローチがお洒落だ。
店内もシンプルでお洒落。席数は14席ほどでこぢんまりとしている。予約の電話をした時は男性が取ったのだが、この日は男性はおらず、原シェフの他にはカメリエーラが一人だった。そしてそのカメリエーラはナディアの時にもいた人だった。
最初の飲み物は娘がブラッドオレンジジュースで我々はビール。ビールはハートランドの小瓶だった。最初に出てきたフォカッチャが塩加減が絶妙で抜群に美味しかった。
前菜はカメリエーラお薦めのスモークしたカツオのサラダと豚肉とイチジクのリエット。カツオがタタキとはまた違う食感で美味しかった。リエットのパンの焼き加減がなんか素朴でいいんだよな。これはどう考えてもワインが飲みたくなるので、リエットを少し残した段階でグラスの白へ。自然派のワインで、スッキリしているけれども厚みもそこそこあって美味しかった。



パスタは羊のラグーのパケッリを1.5人前。パケッリがぶっといパスタだと知らずに注文してました。出てきたのを見てちょっとビックリした。羊のラグーには白インゲン豆が入っていた。私は白インゲン豆が好きなので嬉しかった。別に羊の臭みもなくて、娘も大丈夫だった。



ここでボトルの赤へ。薄いけれども味があるワインを所望したところ、出てきたのが「ボンドンノ ロッソ・ディ・トスカーナ 2007」だった。なんか飲んだことあるよなと調べてみたら、去年の9月にエッセルンガで飲んだワインと同じだった(ヴィンテージは違うだろうけど)。
メインは魚介のミックスグリルと牛肉のタリアータ。最初なのでオーソドックスなものを注文した。どちらも美味しかったけど、タリアータはエッセルンガの方が美味しかったかな。



ワインが少し残ってしまったので、チーズを注文。何種類くらい食べるかと訊かれたので3種類にした。どれも美味しかったけど、ブルーチーズが濃厚で美味しかったね。



ドルチェは私がティラミス、娘がチョコラータ、妻がボネ。チョコラータには塩が付いてきていて、この塩を付けて食べると美味い。ドリンクは私がカプチーノで妻がカフェラテ。



ナディアは確かアラカルトではなくてプリフィクスのコースだったので、マンナのアラカルト形式の方が自由度は高い。料理の内容はエッセルンガとよく似てるね(ワインも同じリクエストに対して同じワインが出てきたし)。前菜とパスタはマンナの方が美味しくて、メインはエッセルンガかな。と言っても、どちらもまだ一度しか行ってないから、まだまだこれから色々食べてみないと比較できないけど。
店内は洒落てるんだけど、料理は素朴で温かみがある。カメリエーラの対応も非常に良かった。子供OKだし、他にも食べたいメニューが山ほどあったので、また是非行きたいね。

MANNA

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