トップリーグ第12節 東芝vsサントリー 味の素スタジアム テレビ観戦

サントリーがベストメンバーではないのを差し引いても、東芝は間違いなく今季ベストゲームだろうね。序盤から完全に気迫でサントリーを上回った。ペナルティをもらってもPGを狙わずにガンガン攻めていったもんな。不祥事後の試合ということで、結束も高まっていたのだろう。
観ているこちらも気合い十分だったのだが、あまりにも点差がついたのでちょっと拍子抜けした。それにしても接点での圧力は凄まじいものがあった。今季はモールを崩してもいいのだが、サントリーが崩せずに何メートルも進んだシーンもあった。それだけ東芝の寄りの早さと押しの強さがあったということだ。
ここまで来たら完封したかったので1トライ取られたのは残念だった。二人もシンビンが出たのも反省点だ。しかし、点差が開いてもシンビンで人数が足りなくてもフォワード周辺で時間を潰したりせずに最後まで攻め続けたのは素晴らしかった。
今季の調子からしサントリーの方が分がいいんじゃないかな、なんてファンらしからぬ思いを抱いていたのだが、東芝はそんな私の思いを吹き飛ばしてくれた。立ったままボールをつないで、とにかく前に出る。これこそが東芝ラグビーだよな。今日はその良さを存分に見せてもらった。
リーグの1位通過は半ば諦めていたのだが、最終節の三洋戦で勝ち点5を取り、相手を0ポイントに抑えれば逆転で1位になれるところまで来た。今日のような試合ができるのならそれも決して夢ではない。来週は秩父宮で生観戦かな。


東芝vsサントリー(61-5)