デュジャック・モレ・サン・ドニ・ルージュ 2000

グラスに注ぐと色が淡く、グラスを持つ手がはっきり見えるほど明るい色のワイン。この色を見ただけでは軽そうに見えるんですよね。でも、飲んでみるとまったく想像していなかった味が口の中に広がるんです!

ベリー系の果物を噛んだ時のような果実の風味が口中に広がり、それを酸がしっかり支えています。果実味と酸が絶妙に絡まりあうところに、樽熟成による心地よいホロ苦さや地中から吸い上げたミネラルが加わって、「このワインのどこにこんな味が隠されてるの!?」と驚くほど複雑なワインに仕上がっているんです。

イーエックスワインにて購入。今回タッキーに持ち込んだのはこのワイン。2007年の2月に2001年ものを飲んだときには感動に打ち震えたのだが(大袈裟か)、今回はそこまでではなかった。今回は前回ほど絹のような滑らかさがなかったんだよな。酸がもうちょっと落ち着くといい感じになると思う。もしかすると、あと1年くらい寝かしておいたほうが良かったのかもしれない。
まあ、ルソーやグロフィエを知ってしまったから、最初ほどの感動は得られなかったのかもしれないけどね。


[rakuten:mashimo:935020:detail]
2000年はなかった・・・