長編デビュー作『運命じゃない人』がカンヌ国際映画祭4部門を受賞したほか、多数の映画賞に輝いている内田けんじ監督による新感覚エンターテインメント。 30代になった、かつての同級生たちが織り成す“大人の放課後”を、細部まで練り込まれた脚本と巧みな構成で描く。映画やテレビ、演劇と各界から注目を集めている大泉洋が主演を務め、佐々木蔵之介、堺雅人、常盤貴子など実力派キャストが共演。予測不可能な展開で観る者を翻弄（ほんろう）する内田監督の手腕が光る。
普通に面白かった。普通に面白かったんだが、期待度からするとそれでは物足りないのだ。やはり『運命じゃない人』は超えられなかったか。思いっきり騙して欲しかったんだが、あれくらいでは「やられた感」があまりない。『運命じゃない人』のような超絶技巧脚本は無理だったか。
『運命じゃない人』の成功で多分制作費は増えたんでしょう。その分キャストは豪華になっているのだが、映画の面白さが薄まってしまった印象だ。２作目っていうのは難しいね。
色々書き連ねてしまったが、それもこれも期待度がかなり高かったゆえであり、『運命じゃない人』を観てない人がこの作品を観れば普通に面白いはずだ。個人的には佐々木蔵之介が良かったね。いつもと違った感じがして。
エンドクレジットの後にも映像があるので、一応最後まで観た方がいいでしょう。
