準決勝2試合

イングランドvsフランス サンドニ


開始早々イングランドがトライをあげ5-0とリード。結果的にはこのトライは結構大きかった。フランスもボクシスのPG2本で5-6と逆転して前半終了。イングランドフォワードの動きがよく、フランスは攻めあぐねていた。後半それぞれPGを決めてイングランドの8-9。フランスはミシャラクとシャバルを投入してもトライが取れずに時間が過ぎてゆく。そして、後半35分に自陣で反則を犯してしまう。結構PGを外していたウィルキンソンだが、ここはきっちり決めて11-9と逆転。その後もフォワードで優位に立つイングランドは敵陣右奥へモールを押し込み、ウィルキンソンのだめ押しドロップゴールを演出した。
予想したとおり、フォワードで優位に立った方が勝利した。キックを多用したフランスはイングランドの術中に嵌ってしまったようだ。飛び道具を持っているイングランドフォワードで押せれば、最後にはそれが活きる。イングランドはなかなかしぶといね


イングランドvsフランス(14-9)


南アフリカvsアルゼンチン サンドニ


アルゼンチンはミスが多かったね。序盤、攻め込みながらインターセプトされてSHデュプレアに独走トライをされたのが痛かった。これで南アは落ち着いたし、アルゼンチンは浮き足だった。
フォワードの集散はアルゼンチンの方が良かったのだが、南アも懐が深くて決定的なピンチまでには至らない。ラインアウトモンゴメリーのキックが完璧だったのも南アが余裕を持って試合を進められた大きな要因だった。
とにかくアルゼンチンはミスが多く、南アはそのミスを的確に点に結びつけた。アルゼンチンは今大会を大いに盛り上げてくれたが、やはり総合力では南アの方が上だった。


南アフリカvsアルゼンチン(37-13)


これで決勝はイングランドvs南アフリカというプールAの1位、2位同士の対戦となった。予選リーグでは南アがイングランドを完封したが、イングランドも予選リーグの時とは別のチームになっている。よもや完封負けということはないだろう。
やはり鍵はフォワードだと思うが、総合的には南アが有利だろう。ただ、トーナメントになってからのイングランドは実にしぶといので、ロースコアの接戦になれば勝機も十分にあるだろう。何となく似ているロビンソンとハバナの対決も楽しみだ。