デス・プルーフ in グラインドハウス ★★★☆☆ TOHOシネマズ川崎

60〜70年代に隆盛を極めたインディーズ系の低予算映画=グラインドハウス映画の体験を再現すべく、タランティーノロバート・ロドリゲスがタッグを組んだ企画「グラインドハウス」。そのタランティーノバージョンにあたるのが本作である。殺人鬼VS女の子たちという構図で、グラインドハウス映画に思いっきりオマージュを捧げたスラッシャー映画を作り上げた。全編にちりばめられたガールズトークの数々は、リアルで、開放的で、魅力的。彼女たちに対する殺人鬼役のカート・ラッセルも怪演で物語を盛り上げる。他にも後半の怒涛かつ爆笑の展開など見どころが満載。タランティーノ流のエネルギッシュなガールズムービーに仕上がっている。


上映時間:113分
監督:クエンティン・タランティーノ
脚本:クエンティン・タランティーノ
出演:カート・ラッセルロザリオ・ドーソンローズ・マッゴーワンシドニー・ターミア・ポワチエゾーイ・ベル 、マイケル・パークス 、メアリー・エリザベス・ウィンステッド 、ヴァネッサ・フェルリト 、ジョーダン・ラッド 、トレイシー・トムズ 、マーリー・シェルトン 、ニッキー・カット 、イーライ・ロスクエンティン・タランティーノ

横浜ではやっていないので川崎で観た。TOHOシネマズ川崎では、通常のクレジットカードでピンポイント座席指定を出来るようになっていた。
ネットでの評では賛否がハッキリ分かれているようだが、私は結構面白かったね。女の子たちのお喋りが退屈だという評が多いが、『レザボア・ドッグス』冒頭での有名な無駄話以降、これがタランティーノの一つの特徴でもあるからな。
後半の女の子の中で一番可愛いメアリー・エリザベス・ウィンステッドは『ダイ・ハード4.0』でジョン・マクレーンの娘役だったんだな。観ている時は気付かなかった。ゾーイ・ベルのスタントも凄かったし、クライマックスのカーチェイスはなかなか迫力があった。最後はスカッとして終わるのだが、終わり方が唐突で笑ってしまった。