YONEX OPEN JAPAN 2006

試合レポートというよりは、設営サイドへの不満になってしまった。
開始は13時からだが、11時45分くらいに会場入りした。S席といっても指定席ではなくアリーナ内での自由席だからだ。早めに行ったつもりだが、既にかなり席は取られている(物が置かれている)。というか、アリーナ席ってベンチかよ。5段くらい雛壇状になっているのだが、上の方はほとんど取られている。幸い2つのコートのちょうど真ん中の最前列が空いていたのでそこにした。アリーナ席はコートを3方から取り囲むようにあるのだが、4面あるコートのうち、真ん中の2面で試合をするから、コートに対して横方向に配置された席からだと、間に空きコートが挟まってしまって観にくいんだよな。だから最初のうちはそこに座っている人は誰もいなかった。使っていないコートの位置に横方向のアリーナ席を持ってくればいいのに。
コートの隅にスコアを表示する電光掲示板がある。下に置くタイプではなく棒の上に乗っかっているタイプだ。幸い、自分が座っている位置が低いので、その掲示板はギリギリ邪魔にならない。だけどもうちょっと上に座っている人は邪魔だろうな。良かったなと思ったのは試合が始まるまでだった。試合が始まる前になんとその掲示板の下に選手の名前が書いてあるプレートを掛けるのだ。これがものすごい邪魔なのだ。図示しないと分かりにくいと思うが、私は両コートの間に座っていたので、どちらを観てもプレートに邪魔されるのだ。しかもダブルスだとプレートが大きくなって余計に観にくい。私の周りの席の人たちからも大ブーイングだった。
代々木第一体育館って初めてだったのだが、2階席と下のコートが意外と近いんだよな。これなら2階席から観たほうがよっぽど良かった。2階席なら電光掲示板とか邪魔にならないし、ちゃんとした座席だから背もたれもあるし。アリーナ席ってベンチだから当然背もたれなんてない。しかもベンチだから誰かが幅とっていると座れない人が出て来るんだよな。そうなると、コートに対して横方向に配置された席に行かざるをえず、そこからだとかなり観にくいことになる。なんで高い金払って、安い席より観にくくならないといけないんだろう。
飲み物を買い忘れていたので(食べ物は買っておいた)、薄暗い場所にあるしょぼい売店で500mlのペットボトルを買ったら200円取られた。ペットボトルを持って席に戻ろうとすると、係員が座席での飲食は禁止だと言う。じゃあどこで食べればいいのかと訊くと、しょぼい売店の前のスペースを指す。でもそこって、ベンチはおろか物を置く台すらないんですけど。そんなところでどうやって食べるんだろう。他に飲食スペースはないのかと探したが見つけられなかった。仕方がないから係員の言うことは無視して座席で食べた。
トマス杯の時の東京体育館にはちゃんと食事をするスペースがあったし、アリーナ席もベンチではなかった(チケットの値段がもっと高かったけど)。まあこれで、代々木第一体育館で観るときは、色々注意が必要だと学習したよ。
試合が始まる前に、なんとかっていう女の子3人組の歌があった。そういうことをすること自体はまあいいよ。だけど、これから試合をするコートの上でやるなよ。隣に空いているコートがあるんだからそっちでやれよ。これから試合をするコートの上でのパフォーマンスは非常に不快だった。まあ、女の子3人組に罪は無い。設営サイドの問題だ。
試合の話をしようw。世界ランキング1位のリン・ダン(中国)と同4位ピーター・ゲード(デンマーク)の試合が最初に組まれていたのだが、リン・ダンは圧倒的に強かったね。トマス杯の時も強いと感じたけど、今回も頭一つ抜けてるんじゃないだろうか。
盛り上がったのはやはり唯一勝ち残っていた日本ペアの出場した男子ダブルスだな。坂本修一池田信太郎も初めて見たが、体はあまり大きくない。だけど結構頑張ってたね。第一ゲームは落としたけど、第2ゲームはホームの応援を背に、相手のミスをかなり引き出していた。ファイナルゲームも途中までは良かったのだが、結局そこからミスを連発して負けた。そこそこやれるという感じはしたが、やっぱりミスしないようにしないとダメだな。
自分がシングルスなんてやらないから見ていてもダブルスの方が面白い。一番つまらないのが、女子のシングルス。やる気ない訳じゃないんだろうけど、なんかだらだらしているっていうか倦怠感みたいなものが漂ってるんだよなあ。女子ダブルスで棄権をしたチームがあって、一試合見損ねたのもがっくり来た。
2試合が同時並行されるのを観るというのは初めての体験だった。飽きが来なくていいけれど、ちょっとせわしないかな。