野田岩のうなぎ

月末の給料日。普段はオ・プレチェネッラにランチに行くのだが、今日は久しぶりに野田岩に行った。今年の土用の丑の日は7月23日と8月4日なので、それを避ける意味もある。
案の定それほど混んではいない。いつものようにカウンター席に座る。入る前から心に決めていたとおり、奮発して「松」のうな重にした。「竹」だと横に2列うなぎが並び、一部下のご飯も見えるのだが、「松」だと縦に3列うなぎが並んで、下のご飯は全く見えない。非常にゴージャスな見た目だ。
ひとくち口にしただけで笑みがこぼれそうになる。ふわっとした食感のうなぎは、タレが濃くないので本来の甘みが味わえる。こげ目の苦みとも相まって、日本人に生まれたことを感謝したくなる瞬間だ(大げさか)。例によって、半分まではそのまま食べて、残りの半分は山椒を振って食べた。
天然物は更に美味い。まだ、一、二度しか食べたことがないが、天然物は身の厚みが違う。そして更にふわっとしているのだ。後から来てカウンターに座ったじいさんは、熱燗(!)と天然物を頼んでいた(羨ましい)。あ〜あ、またいつか天然物を食べてみたい。そういえば、昔ここはクレジットカードが使えなかったのだが、今は使えるようだ。