阪神、マジック5

8回。藤川がまさかの同点打を浴びた。阪神の勝ちパターンが崩れる苦しい展開。ベンチに漂う重い空気をベテランの一振りが吹き払った。
 6−6の9回。先頭の鳥谷、続く片岡の連続安打で一、二塁に。広島の主催試合でありながらスタンドの大半を黄色に染めた阪神ファンの、盛り上がりが最高潮に達した。しかし4番金本、代打浜中の相次ぐ凡退でため息に変わる。
 ここで打席に入ったのが、ここまで3打数無安打の桧山。「何とか最後に打ちたかった」。36歳は燃えていた。カウント1−0から佐々岡の141キロを振り抜く。「抜けてくれ」と願いを込めた打球は、左中間を破る勝ち越しの2点二塁打になった。

中日が勝ったので、マジックは1つ減ったのみだが、もう中日は関係ないな。ただ、できれば、甲子園での巨人戦で決めたいね。