この星の忘れられない本屋の話(ヘンリー・ヒッチングズ編集)★★★☆☆ 2/24読了

人気作家イーユン・リーは若き日、北京の食品マーケットに隣接する隠れ家のような書店に通いつめ、「あれほど多くの魔法をもたらしてくれた本屋はほかになかった」という。世界の注目作家15人が書店との紐帯を明かした本書は、から集められた原稿を一冊に編んだアンソロジー。ワシントンDC、ベルリン、ナイロビ、イスタンブールまで、万華鏡のような書店の魅力を伝える。

世界中の作家たちのお気に入りの本屋や思い出の本屋の話を集めたアンソロジー。本好きなら誰しもそういった本屋があるだろう。私は子どもの頃、埼玉から電車に乗って大井町の祖母の家に時々遊びに行っていた。途中、仲御徒町駅から御徒町駅へ乗り換える。その仲御徒町駅から地上に出たところにあった明正堂にいつも立ち寄っていた。広すぎず、狭すぎずで品揃えも良かったと思う。何より、独自の絵の付いたカバーと栞が好きだった。栞は絵や色違いで数種類あり、コンプリートを目指していた。気になって調べてみたら、3年くらい前に閉店していた。残念だな。

この星の忘れられない本屋の話
この星の忘れられない本屋の話ヘンリー ヒッチングズ

ポプラ社 2017-12-08
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