謎の多い祖父の戸籍、沈黙が隠した家族の過去。すべての家庭の床下には、戦争の記憶が埋まっている。新宿角筈『翡翠飯店』クロニクル。
『八日目の蝉』以来の角田光代。久し振りに読んだけど、面白かったね。
親子3代の話とか、実際の歴史上の事件を登場人物たちに絡めたりというのはありきたりなのだが、それでも読ませる。巧いね角田光代は。
この本は力が入ってそうだなと思った通り面白かった。今後も力が入ってそうなのをうまく見極めて読んでいきたい。
- 作者: 角田光代
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/10/15
- メディア: 単行本
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