恋文の技術(森見登美彦)★★★★☆ 5/16読了

京都の大学から、遠く離れた実験所に飛ばされた男子大学院生が一人。無聊を慰めるべく、文通武者修行と称して京都に住むかつての仲間たちに手紙を書きまくる。手紙のうえで、友人の恋の相談に乗り、妹に説教を垂れ―。

これは面白かった。書簡形式(しかも往復ではなく片道)という難しい形式に挑みながらも森見ワールドはきっちり維持している。途中までは星3つくらいかなと思いながら読んでいたが、最後の2章でもう一つ星が増えた。最後の2章、特に最後から2番目の章の出来が素晴らしい。

恋文の技術
恋文の技術森見 登美彦

ポプラ社 2009-03
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おすすめ平均 star
star稀に見る実験的駄作
star兎に角面白い。
star文通・・・なつかしい響きです

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