青春小説の金字塔、
島田雅彦『僕は模造人間』('86年)
山田詠美『ぼくは勉強ができない』('93年)
偉大なる二作に(勝手に)つづく、'00年代の『ぼくは〜』シリーズとも言うべき最新作!
「本が好き!」連載中に第一回大江健三郎賞を受賞したことで、ストーリーまでが(過激に)変化。
だから(僕だけでなく)登場人物までがドキドキしている(つまり落ち着きがない)、
かつてみたことのない(面白)不可思議学園小説の誕生!
高校の図書部を舞台にしたゆる〜い青春小説。高校の時は部室なんてなかったからちょっと羨ましかった。コンロや流しまであったりするところは、大学の研究室に近かったな。
「ヤドゥー」とか「ンモー」とかも面白かったし、あだ名の付け方も面白かったね。
あだ名といえば、高校時代に「ジューシー」というあだ名の奴がいた。なぜ「ジューシー」かというと、顔が「カバ」に似てたから。もちろん由来はカバヤの「ジューC」だ。だれが付けたのか知らないが、このあだ名は秀逸だった。今でもジューシーの顔は何となく浮かんでくるけど、苗字はさっぱり思い出せない。
ぼくは落ち着きがない | |
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