海峡を目の前にする街に続く旧家・桜井家の梅代は、出戻ってきた娘美佐子と、幼稚園児の孫娘の三人で暮している。古びた屋敷の裏にある在日朝鮮人の教会に、梅代とその母はある憎悪を抱え、烈しく嫌ってきた――。注目の新鋭が圧倒的な筆致で描く芥川賞候補作。
「蛹」で第34回川端康成文学賞受賞(最年少受賞)、作品集『切れた鎖』で第21回三島由紀夫賞受賞という今話題の田中慎弥。
先日朝日新聞にエッセイが載った。「ひきこもりですが、なにか?」といった感じのエッセイが妙に面白かったので、『切れた鎖』を図書館で借りてみた。
「不意の償い」「蛹」「切れた鎖」の3作が収められている。読んでみたが、どーもダメだった。私には合わないようだ。
切れた鎖 | |
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