“モケーレ・ムベンベ(虹とともに現れるもの)”―、アフリカ中部の秘境・テレ湖に棲むと伝承される、この謎の恐竜を追い求めた早大探検部の悲喜劇を描く。
現在は『幻獣ムベンベを追え』と名前を変えて、著者も高野秀行になって集英社文庫から出ているが、図書館にはオリジナルの方しかなかった。
いるのかいないのか分からない怪獣を探しにコンゴまで行っちゃうところがすごいよな。それにして高野秀行の行動力には恐れ入る。これぞ探検部だよな。
最初の本ということもあって文章的には後発のものよりも稚拙さが目立つが、それを補ってあまりある情熱が込められている。いやあもう、恐れ入ったとしか言い様がない。
- 作者: 高野秀行
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2003/01/17
- メディア: 文庫
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