1997年度“「本の雑誌」ベスト10”の第1位に輝いた佐藤多佳子の長編小説を映画化。情緒あふれる東京の下町を舞台に、1人の落語家のもとに集った口下手な美女、同級生に馴染めない関西弁の少年、毒舌の元野球選手らの人間模様が描かれる。監督は『愛を乞うひと』で日本アカデミー賞を受賞した平山秀幸。主人公の落語家をTOKIOの国分太一が演じる。温かい涙がこぼれるハートウォーミングでさわやかなストーリーが堪能できる。
監督：平山秀幸
原作：佐藤多佳子
脚本：奥寺佐渡子
出演：国分太一 、香里奈 、森永悠希 、松重豊 、八千草薫 、伊東四朗 、占部房子 、外波山文明 、建蔵 、下元史朗 、三田村周三 、山本浩司 、日向とめ吉
可もなし不可もなしといったところかなあ。きっと原作の方が面白いんだろうね。国分の落語はダメだったねえ。いかにプロの噺家さんが上手いのかがよく分かった。その点、国分の師匠を演じた伊東四朗はさすがだった。伊東四朗の落語はプロに近かった。あと関西弁の少年村林を演じた森永悠希も良かった。枝雀の「まんじゅうこわい」をコピーした彼の落語はとても可愛らしくて面白かった。大の阪神ファンというのもいいよなｗ。
