鳥居の密室 世界にただひとりのサンタクロース(島田荘司)★★★☆☆ 11/24読了

完全に施錠された少女の家に現れたサンタ、殺されていた母親。鳥居の亡霊、猿時計の怪。クリスマスの朝、少女は枕もとに生まれて初めてのプレゼントを見つけた。家は内側から施錠され、本物のサンタが来たとしか考えられなかったが―別の部屋で少女の母親が殺されていた。誰も入れないはずの、他に誰もいない家で。周囲で頻発する怪現象との関連は?

相変わらず島田荘司は面白いことを考える。例の鳥居はブラタモリで見ていたので、イメージは湧きやすかった。元々短編だったものを長編にしたようなので、冗長なところはあるし、色々とツッコミたいところもあるけれど、『屋上の道化たち』よりは面白かったね。