アメリカの片隅で同じ時代を生きる、ひとりひとりの、忘れがたい輝き。映画の脚本執筆に行き詰まった著者は、フリーペーパーに売買広告を出す人々を訪ね、話を聞いてみた。革ジャン。オタマジャクシ。手製のアート作品。見知らぬ人の家族写真。それぞれの「もの」が、ひとりひとりの生活が、訴えかけてきたこととは。カラー写真満載、『いちばんここに似合う人』の著者による胸を打つインタビュー集。
『いちばんここに似合う人』がとても良かったので、本作にも期待していた。ただ、小説ではなく、インタビュー集っていうのはどうなんだろうと思っていたが、そんなことは関係なく面白かった。
インタビュー相手がみんな個性的で面白いというのもあったが、ミランダ・ジュライ自身が独特というか魅力的なんだよな。
今回のインタビューを経て出来上がった映画『ザ・フューチャー』もいつか観てみたいし、次作の長編小説の邦訳も待ち遠しいね。
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