粋な計らい

【国内男子】伊藤Vs杉原、53歳差対決は“ブービー争い”に

マンシングウェアKSBカップ第1日(18日、岡山・東児が丘マリンヒルズGC=7051ヤード、パー72)初の同組で注目された杉原輝雄(68)とアマの伊藤涼太(15)=福井工大福井高1年=は、ともに大きく出遅れた。出場144選手(棄権1人)中、杉原は1バーディー、7ボギー、1ダブルボギーの8オーバー80で142位、伊藤は2バーディー、7ボギー、4ダブルボギーの13オーバー85で最下位の143位。「53歳差対決」は、思わぬ“ブービー争い”のスタートとなった。野上貴夫(34)が8アンダー64で首位に立った。

杉原輝雄伊藤涼太を同組にするなんて主催者側もファンサービスを心得てるよな。結果は散々だったみたいだけどw。

あ、あれ、「阪神新庄」がいる…。のんびり試合を待つ虎党を一瞬、夢と現実のはざまに誘い込んだ。シートノック。三塁側ベンチからグレーのユニホームをまとった選手が次々と守備に就く。午後5時20分。最後に何者かが、ベンチから出てきた。タテジマのユニホームをまとった新庄だ。グラウンドへ勢いよく飛び出し、カメラマンに激突し転倒させた。少しひるんだが、全力疾走で甲子園のセンターまで到達した。

新庄のパフォーマンスには閉口させられることも多いけど、ときにハッとすることをやってくれるから目が離せない。今回の件は新庄がユニフォームを貸して欲しいと阪神に申し入れ、阪神も快く貸し出したという。規約違反だのなんだのと言っている向きもあるみたいだが、そんなことを言っている奴は「野暮」以外の何者でもないな。ファンにとって、これ以上の粋な計らいはないだろう。

やっぱり新庄は縦縞が似合うね。