語学の天才まで1億光年(高野秀行)★★★☆☆ 12/23読了

語学は魔法の剣!
学んだ言語は25以上!の辺境ノンフィクション作家による、超ド級・語学青春記。
自身の「言語体験」に基づき、「言語」を深く楽しく考察。自動翻訳時代の語学の意味を問う。
さらにネイティヴに習う、テキストを自作するなどユニークな学習法も披露。語学上達のためのヒントが満載。
そしてコンゴの怪獣やアマゾンの幻覚剤探し、アヘン栽培体験などの仰天エピソードにおける語学についても語られる。『幻獣ムベンベを追え』から『アヘン王国潜入記』まで、高野作品の舞台裏も次々と登場。

いやあ面白かった。語学の本ではあるんだけど、帯にあるとおり「語学×探検×青春!」となっている。過去に高野作品は何作も読んでいるが、それらのエピソードも散りばめられているので、総集編のようにも読める。やっていることが破天荒なので、行動自体が面白いのだが、それをちゃんと文章にして面白く読ませるというのが素晴らしい。