業火の市(ドン・ウィンズロウ)★★★☆☆ 12/15読了

1986年アメリ東海岸
ダニーは通称ドッグタウンを仕切るアイルランド系マフィア・ファミリーの片隅に身を置いているが、昔からの仲間と平穏に暮らしている。
ところがある日、長らく共存共栄してきたイタリア系マフィア・ファミリーとの間に小さな諍いが起き、歯車が狂い始める。
やがて報復は一線を越え、ダニーは否応なく復讐と裏切りに血塗れた抗争に引きずり込まれていき――。
壮大な叙事詩の幕開け!

ちょっと長いなと思ったけど、最後の展開はなかなか読み応えがあった。ドン・ウィンズロウらしい物語だが、『犬の力』や『ザ・カルテル』には及ばない。3部作ということだが、続編を読むかどうかは微妙だな。