六人の嘘つきな大学生(浅倉秋成)★★★☆☆ 11/7読了

成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。内定を賭けた議論が進む中、六通の封筒が発見される。個人名が書かれた封筒を空けると「●●は人殺し」だという告発文が入っていた。彼ら六人の嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とは――。

図書館のリクエスト数が多く、先に『俺ではない炎上』を読んでいたが、ようやく順番が回ってきた。ハードルを上げて読んだので、そこまでではなかったかな。もちろん面白かったけど。就活を終えた娘が読んだらどんな感想になるのかを聞いてみたい。