世界中の読者を熱狂させる、村田沙耶香の最新短篇&エッセイ
「なあ、俺と、新しくカルト始めない?」
好きな言葉は「原価いくら?」で、
現実こそが正しいのだと、強く信じている永岡。
同級生から、カルト商法を始めようと誘われた彼女は――。信じることの危うさと切実さに痺れる8篇。
相変わらず、村田沙耶香は常識を揺さぶってくる。短編にエッセイも混じっていて、長さもまちまち。どれか１つと言われれば、やはり表題作かな。巻末を見ると、結構英訳されて海外でも発表されている。海外の人は村田沙耶香を読んでどう思っているんだろうな。
