──名を、言ってやれ。──
2019年3月、「劇」小劇場にて若手演出家コンクール2018最優秀賞、観客賞を獲得したPANCETTA。
2020年3月、最優秀賞凱旋公演として予定していた”Na”は公演中止となった。
そして来る2022年3月、満を辞して新作”Na”の上演が決定!脚本・演出
一宮周平(パンチェッタ)出演
佐藤竜
はぎわら水雨子(食む派)
山﨑千尋
一宮周平加藤亜祐美(ピアノ)
志賀千恵子(チェロ)Set list
Becoming a king
Ko・So・A・Do
Called "Sensei"
Blue goat
Number
No name
Named
前回観た「声」の時もピアノの生演奏があったのだが、今回はチェロまで加わっている。これは贅沢だよなあ。
構成も「声」と同じような感じ。最初の王様ゲームの話から「そう来るか」という展開。この話が通奏低音になって、のちの話にも絡んでくる。どの話もセンスがあって面白かったのだが、手紙のやり取りの時のマイムはちょっと分かりにくかったかもしれない。
途中で、ピアノとチェロの奏者が歌うシーンがあるのだが、役者はハケられるのに、私達はハケられないと歌っていて笑ってしまった。さらに、観客にこの歌に名前を付けてもらおうとする趣向。チェロの女性が観客を指名して、その人が付けた名前が「二人の歌」。私だったら「ハケさせて」だなと思っていたが、「二人の歌」で良かったと思う。のちに、パンチェッタのツイッターを見たら、歌の名前が公開されていた。「ハケさせて」あったな。
そして、今回お客様に名付けていただいた曲名を紹介します。
「金次郎」
「ヒツジとヤギとバター」
「二人の歌」
「ハケさせて」
「名をつけて」
「上手からの春風」
8月の新作公演が今から楽しみだ。