ジャン=マルク・ドレイヤー オーセリス 2018

本邦初リリースとなるオーセリス。ジャン・マルクが初めてワインを輸出した相手がヴァンクゥールで、彼が感謝の意も込めて今回ヴァンクゥールのために特別PBで仕込んでくれたのがこのオーセリスだ。オーセリスというキュヴェ名は二つの意味をかけていて、ひとつはAucellisの頭文字Auとオーセロワ(ピノ・ブラン)のAuをかけている。また、Aucellisはラテン語で「小さな鳥(petitoiseau)」という意味がある。オーセリスにはわずかにボラティルの効いた爽やかな味わいがあるので、彼はそれをPetitVolatile(小さなボラティル)と表現しVolatileは古いフランス語では鳥という意味があることから、それをラテン語にしてオーセリスと名づけた。彼自身はこのワインを、ドレイヤーの入り口ワインとして位置付けているが、実際出来上がったワインは旨味の詰まった他のキュヴェに負けないポテンシャルと深みがありコストパフォーマンスが非常に高い!また、名前に由来する「小さなボラティル」も味わいを全く邪魔せず絶妙なアクセントとなりきれいに融合されている!個人的にはこんなジェネリックワインを待っていた~!

9月4日収穫。収量は55hL/ha、平均樹齢50年のオーセロワから、マセラシオンなしで仕込まれました。発酵は7ヶ月洋ナシ、カリン、イチジクのジャム、蜜蝋、コッペパン、みりん、鉱石の香り。ワインはピュアかつまろやかで、ボリュームのあるまったりと滑らかなエキスに塩気のある旨味と滋味深く繊細なミネラルがきれいに溶け込み、そのまま長く余韻に残る!合わせるならば(生産者おすすめは)白ブーダンイカファルシトマト煮込み、ラクレット

夕飯はバカの一つ覚えになりつつあるシーフードとほうれん草のグラタン。マンネリ気味だが、満足度が高いので何度も作ってしまう。
ワインはAlcoholic Armadilloで購入のこちら。アルザスは久しぶりかな。アルザスのワインはブレンドしてあるものも多いが、これはオーセロワ100%。酸味とミネラルもありつつ、まったり感もあって、美味しかった。

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