イエロー・マジック・ワイナリー オーディナリー・ルージュ 2020

2020年産はスチューベンの「甘い香り」とユルウマ感のコシを形成するために「マスカットベリーA」と「メルロー」を加え、このワインのコンセプトである、「日常」を表現しました。日常に寄り添うワイン。あらゆるシーン使える日本のブドウとしての「アジアンテイスト」のワイン。トップの柔らかなブドウ香から中庸に伸びる「旨」、心地よい余韻を呼ぶために仕込みには時間をかけました。低温のもとで自然発酵させるコールドマセラシオンを40日以上かける事により、果皮からの旨味、程よいタンニンの抽出も促され、「香り高い」プラス「旨味」の味わいに仕上がりました。そして発酵終了後も無亜硫酸塩にてタンク保存し、タンク内自然乳酸発酵により酸化を防ぐとともに、味わいのまろみの変化もさせました。その後瓶詰めしましたが、今、瓶内で再度瓶内M L Fが起きており、少し開栓時には「シャワッ」てしています(M L Fにより、上部液面に浮遊物が生じる場合もありますが人体には無害です)。赤ワインというカテゴリーのワインですが基本は冷やしてスルリといけるワインを目指しています。多種の料理に合わせやすい多様性のあるスルリ赤ワインになっていますので、初めての方もよく飲まれている方も楽しめる『S O I F=ソワフ(喉の渇きを癒す)』なワインとして感じてもらえると思います。

夕飯は、ブルーノでイタリアン・チーズタッカルビ。具が多かったので、調理するのがちょっと大変だった。しかも、スープが溢れてしまい、受け皿を超えて、さらにその下まで行っちゃったので、後片付けが大変だった。この辺がブルーノの弱点だな。料理自体はまずまず美味しかった。

ワインはAlcoholic Armadilloで買ったばかりの「今時のNIPPONワイン4本セット(にオマケの1本)」のうちの1本。イエロー・マジック・ワイナリーは存在すら知らなかった。ロゼのような色の薄い赤ワイン。口に含むと、最初の酸味が来て、そのあとに不思議なまったり感が来て、最後にいちごキャンディーのような甘みがちょっと来る。グビグビ系のワインだけど、ちょっとした苦味もあって飲み飽きない。なかなか良かったね。

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