失われた岬(篠田節子)★★★☆☆ 1/10読了

古い友人も、ノーベル賞作家も、「岬」に消えた。神無き時代の新たな黙示録
古くからの友人も、ノーベル賞作家も、その「岬」に消えた――
この物語はあなたを、思いもよらぬところまで連れて行く。
人が人であるというのは、どういうことなのか。
練熟の著者が今の時代に問う、神無き時代の新たな黙示録。

なかなかに不思議な話で、力は入っていたのだが、いかんせん長い。最後の方はさすがに疲れた。ただ、篠田節子らしくて、面白いことは面白かった。近未来的なシーンも、実際に今、北朝鮮はミサイルを発射してきているので、あながち大げさでもないのかもしれない。