城山羊の会『ワクチンの夜』@三鷹市芸術文化センター 星のホール

ある年輩の夫婦は、その夜、2回目のワクチンを接種した。
夫はなんともなかったが、妻は発熱した。注射跡も肥大した。
夫は医者に電話をしようとしたが、妻は薬を飲んで寝れば治るらしいから大丈夫だ、と言った。
寝ようとすると、大学生の息子が女友だちを連れて帰ってきた。ふたりともマスクをしていなかった。
妻は、それを咎めようとしたが、薬が効いてきたのか、眠くてたまらない。
夫に、ふたりを咎めてほしいと言って眠りについた。
夫は約束を守らず、息子が連れてきた女友だちと歓談した。
というような、今風な、夜の話になる予定です。どうぞご期待ください! (作者より)

作・演出:山内ケンジ
出演:岩本えり、岩谷健司、
   春原愛良、中山求一郎、
   朝比奈竜生(青年団演出部)、岡部たかし

餃子のハルピンで食べ終わってから急いで劇場へ。整理番号順の入場だと、開場の時間に行かないといけないので面倒なんだよな。やっぱり指定席の方がいいね。
三鷹での城山羊の会ということで、冒頭で劇場の人の小芝居が入ってからの本編へ。あとから気づいたのだが、今回は、吹越満石橋けいのような主役級の人がいないので、いきおい岩谷健司と岡部たかしが中心になる。2人の芝居が好きなので嬉しかったけど。
にしても、岡部たかしが岩谷健司の父親役というのはちょっと無理があるよな。お話は相変わらずの感じだけど、岩谷健司を森の番人にしちゃうのはおかしかった。これは最高に面白かった。観てない人にはナンノコッチャだろうけど。
やっぱり城山羊の会はいいね。今後もずっと観続けたい。

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