falo(ディナー)

シアタートップスで観劇後に紀伊國屋書店で立ち読み。普通の書店にはおいていないような本も沢山あるので、見ていて楽しい。かごを持ってまとめ買いしている人も多いんだよな。
faloへは16:45分の入店で、先客もそこそこ入っていた。鶴間さんが辞めてから初の訪問。faloの歴史をソムリエで考えると、下村さんの第1期、鶴間さんの第2期、そして上田さんの第3期が始まったことになる。

最初はグラスのスパークリング。突き出しはかぼちゃのブルスケッタ

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最初の料理は「寒サワラの皿焼きカルパッチョ」。この料理は初めてのはず。サワラの味が淡白で繊細なので、香辛料はもっと控えめの方が良かったかも、トマトとディルとかはいいんだけど、香辛料をガリッとかじると口の中がそれの味でいっぱいになっちゃうんだよな。美味しかったけど。
ワインは以前と同じようにグラスに半分くらいずつ出してもらった。カーゼコリーニのロレンツォさんが亡くなったというニュースを見ていたので、カーゼコリーニ開いてたりしませんかと訊いてみたが、開いていなかった。

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次は「穴子とレンコンの炭火焼き 西洋ワサビのソース」。食べたことあるんだけど、食べたくて頼んじゃった。改めて、この料理美味しいなあと実感した。ダリオ・プリンチッチのトレベツは最初酸っぱいと思ったのだが、ホースラディッシュと合わせるといい感じになってきた。次の赤ワインも料理に合ってたね。

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次は「タラの白子のオニオングラタンスープ」。これも食べたことあるけど、この時期やはり白子は食べたい。ワインはダリオ・プリンチッチのファヴォラ。これがすごく美味しかった。自分でも買いたいと思って調べたら、結構お高いので、そう簡単には買えないなあ。更に白、赤と2杯。

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メインは「岐阜県産鹿の炭火焼きと香ばしい木の子 山ぶどうのソース」。量は少なめにしてもらった。これも何回も食べてるけど、やっぱり美味い。カーゼコリーニは開いていなかったのだが、なんと途中でアキッレを開けてくれて、メインに合わせて出してくれた。このワインは本当にすごいね。普通100の器にはMAXで100の要素しか入らないのに、100の器に150の要素が入っているようなワインなんだよな。液体の凝縮感がすごくて、葡萄をそのまま食べているような感じすらする。

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パスタは「シチリア風くるくるパスタ トマト バジリコ アーモンドのソース」のハーフ。さっぱりしていて美味しかった。

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ドルチェは新作のババ。ちょっとイメージしていたのと違ったけど、グラッパたっぷりで美味しかった。

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前回来た時にはいなかった「いのっち」君も新加入。キビキビ動いていてやる気を感じられた。開店当初から通っているので、その時から考えると随分スタッフも変わったなと思うが、お店の雰囲気やスタンスが変わらないのは、大黒柱である樫村さんのおかげなんだろうな。ずっと通いたくなる居心地の良さをキープしているのは本当に素晴らしい。
上田さんのワインも堪能しました。色々考えてくれていたようで有り難い限り。まだちょっと遠慮が感じられるので、もっと自信持って堂々と向き合ってもらえたらなと思う。