終電車ならとっくに行ってしまった(フジモトマサル)★★★★☆ 8/3読了

あの時、ああ言えばよかったと「思い出し推敲」し、「思い出し怒り」に駆られても、同じ状況はなかなか訪れない。記憶の波が、時おり押し寄せ、溺れそうになる…。脳内に散らばるよしなしごとを検索探訪し、ペンと画筆で描く、初の試み。

エッセイと漫画がセットになった画文集。漫画が素晴らしいのは分かっていたが、文章もとてもうまい。このところ、フジモトマサルの本を図書館で借りて連続して読んでいるが、亡くなってしまったのが残念でならない。読むたびにそう思う。