コロナと潜水服(奥田英朗)★★★☆☆ 4/18読了

ある理由で家を出た小説家が葉山の古民家で出会ったのは――「海の家」。早期退職の勧告に応じなかった男が始めたのは――「ファイトクラブ」。プロ野球選手と付き合うフリーアナウンサーが恋愛相談に――「占い師」。5歳の息子には新型コロナウイルスが感知できる?――「コロナと潜水服」。念願の古いイタリア車を手に入れると、不思議なことが次々に――「パンダに乗って」。あなたの“しあわせ観”を問うファンタジー短編集。

さすが奥田英朗、相変わらず上手い。どの短編も読むと温かい気持ちになる。そして、どの作品にも「不思議」という名のスパイスがまぶされている。どれも良かったけど、個人的には「ファイトクラブ」が一番好きかな。