その裁きは死(アンソニー・ホロヴィッツ)★★★☆☆ 12/12読了

実直さが評判の弁護士が殺害された。裁判の相手方が口走った脅しに似た方法で。現場の壁にはペンキで乱暴に描かれた謎の数字“182”。被害者が殺される直前に残した奇妙な言葉。わたし、アンソニーホロヴィッツは、元刑事の探偵ホーソーンによって、奇妙な事件の捜査に引きずりこまれて―。絶賛を博した『メインテーマは殺人』に続く、驚嘆確実、完全無比の犯人当てミステリ。

今どきオーソドックスなミステリーは少ないので、ミステリーファンとしてはアンソニーホロヴィッツの一連の作品は嬉しい限り。作中にも登場する著者の虚実ないまぜの描写も楽しい。ホーソーンの秘密を小出しにしているので、続編も楽しみだな。