●樹齢22年から52年程のグルナッシュ100%・・・60％を徐梗、10％をバンチプレス、30％をマセラシオン・カルボニックと仕込みを変えて17日から22日間発酵。アッサンブラージュ後にステンレスタンクで5ヶ月の熟成。イチゴジャム、フランボワーズ、クランベリー、金柑、ボンボン、バラ、シャンピニョンの香り。ワインは艶やかかつ明るくエレガントで、上品な赤い果実にチャーミングな酸と鉱物的なミネラルが溶け込み優しく余韻を引き締める。
●「2018年は特にグルナッシュについて病気が多く厳しい年。にもかかわらず、徹底した選果で実にエレガントで色気があり、完成度が非常に高い」と言うのはインポーターさんの談ですが、実際にクリーンでエレガント。みずみずしさもひとしおといった感が強くいつも以上に「ありのまま」の味わいが楽しめます。赤い果実はもちろん、随所にピヴォワン(芍薬）やダマスクローズの香りが感じられ、アクセントはレッドペッパーあたりかがローグか？また余韻がいいですね。最初のアタックとは打って変わって優しく静か。ほどよいミネラルの溶け込み具合がワインとしての気品を感じさせます。（2020.02.10 いのまた）
Alcoholic Armadilloにて購入。金曜日は泡を飲むことが多いのだが、涼しかったので赤を開けた。選んだのがこのワイン。グラスに注ぐとシュワッとして微発泡している。ベリー系の香りで軽やかで飲みやすかった。エチケットも面白い。
