共栄堂 K18AK-DD(橙)

2018年9月下旬から10月上旬に収穫を行った甲州種。ジュースは丹念に時間をかけて搾汁しました。他、1週間ほどの醸し発酵や3週間ほどかけたマセラシオンカルボニックなどの様々な甲州種で構成されています。500L及び225Lの樽及びステンレスタンクでの8月までの熟成です。
透明感もあるやや赤みがかった柿色、青りんごの香り、石灰のような鉱物香も感じます。少々トロっとした口当たり、口中では収斂した渋みの中、青リンゴやメロンやバターナッツを感じます。

マルシェ ディ ジュールにて購入。夕飯は久しぶりに雪中鍋を作った。この鍋はシンプルなんだけど実に美味い。茅乃舎だしで出汁をとって、醤油と味醂を加えて合わせ出汁を作る。鶏もも肉に塩・胡椒して皮目をパリパリに焼いて適当な大きさに切る。3, 4cm幅に切った水菜を出汁の入った鍋に敷いて、その上に鶏肉を乗せて、さらにすりおろした蕪を乗せる。あとは鶏肉にちゃんと火が入るまで温めればOK。どうせ鍋に入れて温めるから鶏肉は完全に焼かなくてもいい。そのまま食べてももちろん美味しいし、faloの七味や柚子胡椒で味変しても美味しい。そして何より〆の雑炊が美味い。蕪が溶け込んだ出汁が絶品なんだよな。
というわけで、合わせたワインが「共栄堂 K18AK-DD(橙)」。醸しが入ったいわゆるオレンジワイン。色々な要素が感じられて美味しかった。ベストマッチとまでは言わないが、この鍋に良く合っていた。

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