サルタレッリ・ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージ・バルチャーナ 2015

3種類のクローンのみを使うことが一般的な中、36種類ものクローンを混植するなど、一貫して品質至上主義を守り続けるサルタレッリ。ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージを代表する造り手のひとつです。
サルタレッリの名を一躍有名にしたのが、遅摘みの葡萄から造られるこのバルチャーナ。バルチャーナの畑は北東斜面に位置する為、急激な糖度の上昇を避けらることができ、貴腐菌が付くまで収穫を遅らせることも可能だとか。現在ではいろいろな造り手が同タイプのワインを造っていますが、サルタレッリが初めて遅摘みによる辛口のヴェルディッキオを完成させました。
北東斜面で独特の気候条件を持つ9.5haの畑。11月末までに数回に分けて収穫を行います。収穫は4~5房/樹に制限し、20hl/haまでにおさえることにより、ヴェルディッキオのワインのなかでも、トップクラスの凝縮度を実現しています!
密度の高い味わいの白ワインですが、要素が突出することなく、高いレベルで独特の調和がとれていることに驚かされます。どうぞ時間をかけてお楽しみください。

いのししやにて購入。結構しっかりとボディのある白。この感じは葡萄の遅摘みから来るのかな。最近涼しくなってきたので、そろそろこういうワインもいいね。

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