ノーサイド・ゲーム(池井戸潤)★★★☆☆ 9/10読了

未来につながる、パスがある。大手自動車メーカー・トキワ自動車のエリート社員だった君嶋隼人は、とある大型買収案件に異を唱えた結果、横浜工場の総務部長に左遷させられ、同社ラグビーアストロズのゼネラルマネージャーを兼務することに。かつて強豪として鳴らしたアストロズも、いまは成績不振に喘ぎ、鳴かず飛ばず。巨額の赤字を垂れ流していた。アストロズを再生せよ―。ラグビーに関して何の知識も経験もない、ズブの素人である君嶋が、お荷物社会人ラグビーの再建に挑む。

ドラマを最終回の手前まで見て、図書館の順番が回ってきた。最初の方はドラマと同じなので飛ばし目に読んで、最後はじっくり読んだ。原作とドラマだと若干順番が入れ替わってたりするんだね。ラグビー協会の運営にダメ出しをして切り込んでいくところはなかなかスリリングだった(色んな意味で)。ラストは予想通りの「めでたしめでたし」だけど、思ってたよりも面白かったね。