私たち異者は(スティーヴン・ミルハウザー)★★★☆☆ 8/20読了

通りすがりの男がいきなり平手打ちを食わせてくる事件が続発する「平手打ち」。いつのまにか町に現われ、急速に拡大していく大型店舗をめぐる「The Next Thing」。空から謎の物体が到来する「大気圏外空間からの侵入」。“異者”となった私と二人の女性との奇妙な交流を描く表題作など、精緻な筆が冴えわたる味わい深い7篇。

どれも不思議な話だけど、ちゃんと書き込んであるから奥行きがあるんだよな。個人的には「闇と未知の物語集、第十四巻「白い手袋」」が良かったな。特にラストが素晴らしい。