正音(ランチ)

芝居が13時からなので、11時半からやっているこちらへ。何度か行っているが、このお店は入り口の引き戸に「静かに開け閉めして下さい」と書いてある。戸がやや重いから勢いよく閉めると大きな音がしてしまうのだろう。そーっと開けて、そーっと閉めて中に入ると、私が一番乗りだった。しかも店員もいない。そーっと開け閉めしたので、店員も客の入店に気が付かないという皮肉な事態である。店員Aは厨房の人間と話していたので、「すみません」と声を掛けてからカウンターに座った。飲食店に行ったときに、入店に気づかれないというのは非常に不愉快なんだよな。
注文したのは、前にも食べて美味しかった鴨汁せいろ。これは、つけ汁にきざみ鴨肉、わかめ、揚げ餅、九条ねぎが入っている。きざみ鴨肉が以前よりも細かった気もしたが、相変わらず美味しかった。蕎麦湯もちょうどいいタイミングで出してくれた。
食べ終わって、他のお客さんが全員席にいるのを確認してからトイレに行って、入ろうとしたら、店員Bに「ご使用中です」と言われてしまった。出てくるのを見たら、入っていたのは店員Aだった。客がいる状態で店員がトイレに行くのも驚いたが(生理現象だから仕方がないが、普通は開店前に行っておくよな)、自分の店の店員がトイレに入っているのに「ご使用中です」って言うのにもっと驚いた。今までこういうことはなかったから、たまたまなんでしょう。蕎麦は美味しかったからいいんだけど。

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