カササギ殺人事件 上下(アンソニー・ホロヴィッツ)★★★★☆ 2/20読了

1955年7月、サマセット州にあるパイ屋敷の家政婦の葬儀が、しめやかに執りおこなわれた。鍵のかかった屋敷の階段の下で倒れていた彼女は、掃除機のコードに足を引っかけたのか、あるいは…。その死は、小さな村の人間関係に少しずつひびを入れていく。余命わずかな名探偵アティカス・ピュントの推理は―。アガサ・クリスティへの愛に満ちた完璧なるオマージュ・ミステリ!

評判が良かったのでハードルを上げて読んだが、期待通りの面白さだった。少し前に『第四の扉』を読んでいたので、「またメタミステリかあ」と思ったが、完成度はこちらの方が遥かに上だった。作中作だけでもレベルが高い上にダブルになってるんだから、ミステリ好きには堪らんわな。