falo(ディナー)

ここんところ月一で来ているfalo。この日のfacebookでビールを宣伝していたが、日が落ちると異様に寒くなったので、ビールという気分ではない。よって最初は微発泡の白。突き出しはスープ。



なるべくまだ食べていないものを頼むようにしている。カツオのたたきは1周年のときにちょろっと食べたことがあるが、きちんと頼むのは初めて(ちょい少なめにしてもらった)。注文が入ってから藁で炙るので手が掛かっている。ワインはロゼでエトナの「イ・ヴィニェーリ・ヴィヌディリーチェ」。独特の香りがあって、スッキリしていて美味しかった。



次は寒かったのでラザニア。小さな鉄鍋に入っている。ホワイトソースがすごくフワフワしていて、これも美味しかった。ワインは、相模屋さんの試飲会のときの奴はないですかと聞いたら、仕入れてから調子に乗って開けて追加注文したら、もう在庫がなかったということで、あまり出していないようだったが、セラーから1本出してきてくれた。サルディーニャのメイガンマというワイン。抜栓したてを飲んだので、還元臭がしてしまったのが残念。もうちょっと時間をおけばもっと美味しくなるだろうな。



メインはりき君作の「猪鍋 伊太利亜風」。肉は香ばしく柔らかい。そして、野菜とスープがとても美味しい。個人的には大満足だったんだけど、客観的に見れば、3,000円するならもうちょっと肉が多いほうが納得感は増すんじゃないかな(それか、この量でもう少し値段を下げるか)。ワインは酸味のあるタイプだった。



パスタはカルボナーラ。量は半分にしてもらった。実はカルボナーラは以前から食べたいと思っていたのだ。メニューになくても頼んじゃおうかなと思っていたら、やっとオンリストされた。個人的に美味しいと思うカルボナーラの更に上を行っていたね。さすがfaloのカルボナーラって感じだった。ワインはジョージアのもの。



faloが初めての人はメニューを見てワインを頼むのだが(それが普通だ)、実際には載っていないものの方がはるかに多いので、料理に合うやつとかこういうのが飲みたいとかの希望をソムリエの下村さんに伝えたほうがいい。必ずや期待に応えてくれるし、無茶振りをして困らせるのも一興だ。また、無茶振りされればされるほど闘志を燃やしてくるので、予想以上にいいワインを開けてくれるかもしれない。飲んでみて、なんか思っていたのと違うなと思っても、まあそれはそれとして。とにかくfaloでワインを飲むなら、メニューは見ないほうがいい。