falo(1周年ディナー)

そんなに頻繁に行っているわけではないのだが、お誘いを頂いたので行ってきた。私なんかが行ってもいいのかなと思ったが、mondoとfaloのコラボメニューでペアリングワイン付きとなれば、行かないという選択肢はない。
19時に入店し席に案内されると、宛名入りのお店からのメッセージカードが置いてあった。こういうのは嬉しい。今回の特別コースメニューも置いてあって、見てみるとかなりすごいことになっていた。最初に泡を頂き、樫村さんが焼く前の熟成牛のTボーンも見せてくれた。



1品目は鰹。mondoとfaloのコラボで、mondoは鰹のタルタル乳酸発酵エキス、faloは鰹のタタキ。ワインはランブルスコ



2品目はmondoで、佐島の蛸。冷凍、解凍を繰り返し、最後にバーナーで炙ってからスライス。冷凍、解凍を繰り返すことによって細胞が破壊されるらしく、ものすごくモッチリした食感になっていた。蛸は好きなのでよく食べるが、こういうのは初めてだった。これをキタアカリに合わせるセンスも素晴らしい。ワインはガルガーネガ。



3品目はfaloで、串焼き3種盛り合わせ。うずらの卵は殻付きでも行けるということで、1つは殻付きだった。確かにそのまま食べられるし、食感が面白い。鴨の舌ってのも初めて食べた。この串焼き3種はどれもとても美味しかった。是非オンリストしてほしいと下村さんに言ったら、「仕込みが大変で・・」と言われてしまった。
ワインはロゼのような色のピノ・グリージョ。今回のペアリングではこの組み合わせがベストだったと思う。素晴らしいチョイスだった。




4品目はmondoで、明石産伝助穴子と和牛頬肉の赤ワイン煮。穴子と牛肉を合わせるのが面白いのだが、あくまで牛肉は引き立て役で主役は穴子だ。この穴子がとても美味しかった。mondoではこの穴子がこの日のベストだったと思う。ワインはネッビオーロ



5品目はfaloで、熟成牛のTボーン炭火焼。Tボーンなので、ヒレとロースを両方楽しめる。文句なしにこの日のfaloのベスト。ワインはフォンゴリでサンジョベーゼ主体。フォンゴリフェアの時に行けなかったのだが、ここで飲めた。



6品目はLegameで、トルテッリーニ・イン・ブロード。mondoの鵜飼君とfaloのリキ君という若い2人が立ち上げたLegameからの料理も最後に入ってきた。優しい味わいで美味しかったね。今月末のLegameのランチにも行けたら行きたい。
ワインはバルベーラ。このチョイスだけちょっと疑問だった。もうちょっと別のものの方が良かったんじゃないかな。まあ、個人の感想ですので。



ドルチェはアクオリーナのジェラート ザバイオーネ。食後のグラッパを飲んでいるときに、おまけで鱒も頂いた。ねっとりしていて美味しかった。



来ていたお客さんはみんなお店のスタッフと知り合いのようだし、みんな仲間やカップルで来ているので、お店に何回か来たことのあるただの客でしかも1人で来ている私は相当に肩身が狭いと思いきや、石原さんや下村さんや他の人たちも声を掛けてくれて、楽しく過ごすことが出来た。mondoチームが調理しているところは普段見られないので、それが見られたのも貴重だった。料理とワインが美味しくて、スタッフもいい人ばかりなので、faloはこれからますます発展するでしょう。
下村さんの記事が「& Premium」に載るそうで、発売されたらチェックしないとな。